テレワーク&宅内・車内ワークを有利に進めるガジェットの選び方

小暮ひさのり

小暮ひさのり

2021.03.31
テレワーク&宅内・車内ワークを有利に進めるガジェットの選び方 イメージ

「自宅で仕事をする」「場所にとらわれずに仕事をする」

こうした自由度の高い働き方は、フリーランスの強みのひとつでしたが、昨今は働き方の多様性も求められています。オフィスワークのみならず、ノマドやテレワークなど、ロケーションを問わないワークスタイルはすでに現代のニューノーマルとなっています。

しかし、自宅で作業するとなると、クリアしなくてはならない問題もあります。仕事に集中できる場所を探す、身体への負担を軽減するといった、オフィスワークでは気にしなくてよかった「ポテンシャルを発揮するための環境作り」への投資も必要になってくるのです。

そこで自宅で仕事をするようになってから18年目。テレワーク歴の長い私の経験を交え、テレワークを上手に攻略(効率アップ・快適化)するための、環境整備やPC操作の快適化に繋がるガジェットを紹介していきます。


▼ 目次
1. おすすめの1台。ポータブル電源で車内テレワークが捗る
2. フットワーク重視なら、大容量モバイルバッテリーも
3. 最初が肝心。テレワーク向けのキーボード・マウスの選び方
3-1. エントリー向けのキーボード・マウス
3-2. 効率・デザイン力の高い上級者向けキーボード・マウス
4. 普通の椅子を高級オフィスチェアに変える後付けランバーサポート
5. 「宅内ノマド」には膝上テーブル、折りたたみデスクも便利
6. まとめ


 

おすすめの1台。ポータブル電源で車内テレワークが捗る

Anker PowerHouse II 400

他人の目がない自宅での作業は、オフィスよりも集中できるという声もあれば、その逆に代わり映えのしない部屋で集中できないという声も聞こえてきます。

私はというと、最近は自宅での作業に飽きが来てしまい集中できない。また、近所で工事が長引いていることもあって、環境の変化と静かな場所を求めた結果、車内を書斎代わりにしてPCを展開する日が増えました。

この際、PCやスマホの電源確保として活躍しているのが、「ポータブル電源」です。利用しているのは、Ankerの「Anker PowerHouse II 400)」。

約108,000mAh (388.8Wh) の超大容量で、最大300W出力のAC出力と、最大出力60WのUSB-Cポート、3つのUSB-Aポート、シガーソケット出力など、高出力かつ多彩なポートを備えています。

サイズは約573g約 255 × 148 × 139 mm、約4.62kg。背負って持ち運ぶのは難しいサイズなれど、車なら移動時の重量を気にせずに積みこめます。

USB-Cでの充電に対応しているPCは、USB-Cポート(最大60W)からでも充電可能ですが、高出力のACアダプタを利用すれば高速充電できるのが便利。

ポートも豊富なので、スマホも、タブレットも、カメラも同時に充電できる安心感は絶大。自宅に居るのと同じように、じゃぶじゃぶと電源を利用できます。

大きく開いた前面の液晶部には、バッテリー残量や出力、利用可能時間、充電時間などが大きく表示されます。

この日はMacBook Proで日中仕事をして、バッテリーを30%程残してフィニッシュ。接続する機器によっては、2日程度なら電源に繋がず過ごせるかもしれません。

自宅に戻ったらバッテリーを充電。この際、付属のアダプターからだと満充電までに6.5時間(スペック値)かかります。

夜間に充電しておけば朝には満充電になるので、夜間の電気代の安い時間に充電して日中使ったりといった電力ピークシフトにも便利そうです。なお、USB-Cと同時入力で充電することで、充電時間を短縮(最短4時間)できます。

「Anker PowerHouse II 400」の価格は39,800円。

やや値は張りますが、車内テレワークに限定せずとも、サーキュレーターや小型冷蔵庫などを動かせるので、これからの季節はレジャーシーンでも活躍するはず。

万が一の非常用電源としても安心感が高いので、車内テレワークに限定せずとも1台備えておきたいアイテムだと思います。
 
 

フットワーク重視なら、大容量モバイルバッテリーも

(画像引用:Anker Japan

Anker PowerCore III Elite 25600 87W

1日程度の外出であれば、大容量モバイルバッテリーも便利です。ポータブル電源程かさばらず、カバンやPCバッグにも収納可能。出先でのPCやガジェット類の電源問題を解決できます。

Ankerの「Anker PowerCore III Elite 25600 87W」は、25600mAhの大容量で、USB-C×2、USB-A×2の多ポート構成。USB-Cポートは単ポート利用時で87Wの出力があり、PCへも高速に充電できるのがポイントです。

サイズは約183.5 × 82.4 × 24.0mm、約573gと、およそペットボトル1本強分の重量で、毎日持ち運ぶにはややずっしり感もありますが、電車移動などが多く、腰を据えて充電できないようなシーンでの電源確保に活躍するアイテムです。

価格はAmazonで1万円前後、充電器は別売りなので注意しましょう。
 
 

(画像引用:cheero

cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W

もう少し容量が少なくても良いなら、「cheero Power Plus 5 Premium 20000mAh with Power Delivery 60W」もオススメです。

容量・出力共に上で紹介しているモデルよりも控えめですが、サイズは153 × 68 × 25mmで、約425gと容量と出力とサイズとのバランス感がよく、日常的に持ち歩きやすいモデルとなっています。

デジタル表示のインジケーターで残量がひと目で分かるのも便利で、「残りの容量で何をどのくらい充電するか?」を判断できるのは安心感に繋がります。

価格は6,480円と求めやすい価格ですが、こちらも充電器別売りなので、大出力のUSB-C充電器を1台別途用意しておきましょう。
 
 

最初が肝心。テレワーク向けのキーボード・マウスの選び方

テレワークは、ノートPC1台あれば始められますが、それはあくまでも最低限の環境。快適さを求めるとなると、キーボードやマウスなど入力環境のカイゼンも狙いたくなります。

この時の製品選びで失敗しないためのポイントは、まずはエントリーモデルから選ぶこと。です。

ひとことでテレワークと言っても、その働き方は人それぞれ。スタイルによっては必ずしも外部キーボードやマウスが必要とは言えません。

せっかく買ったのにほとんど使わなくて……。となってしまってはもったいないので、機能は控えめなれど低コストから導入できるエントリーモデルで、自分のスタイルでの適合度を把握しましょう。

最初の1歩として選びやすいエントリーのキーボード・マウスは以下となります。
 

エントリー向けのキーボード・マウス

(画像引用:ロジクール

ロジクール K380マルチデバイスBluetooth キーボード

ロジクールの「K380マルチデバイスBluetooth キーボード」は、3,000円台で購入できる小型薄型のBluetoothキーボード。

コンパクトでスッキリと設置でき、3台までのマルチペアリングに対応しているので、PC・タブレット・ゲーム機など、複数の機器をワンボタンで切り替えて利用できるのも便利です。
 

(画像引用:ロジクール

ロジクール ワイヤレスキーボード K275

ロジクールの「ワイヤレスキーボード K275」は、無線接続のフルキーボードながら1,600円前後という圧倒的な低価格さが魅力。

耐水設計なので、万が一飲み物をこぼしても安心です。

接続方式はロジクール独自のUnifying式。レシーバーをUSBポートに接続する必要がありますが、1台のレシーバーで複数のUnifying対応デバイス(マウスなど)に接続できます。
 

(画像引用:エレコム

エレコム EX-G Bluetooth BlueLEDマウス

エレコムの「EX-G Bluetooth BlueLEDマウス」は、ブラウジングに便利な戻る・進むボタンを備えた5ボタンマウス。

2台の機器切り替えて使用できるマルチペアリング機能を搭載しているので、PCとタブレットの両方で使いたいといったシーンにも便利です。

価格は3,000円程で、S、M、Lの3種類のサイズから、手の大きさに合わせて選択できます。
 

(画像引用:ロジクール

ロジクール ERGO M575

ロジクールの「ERGO M575」は、親指でボールを操作してカーソルを動かすトラックボールマウス。

使いこなすにはやや慣れが必要ですが、手首を固定したまま利用できるため、手首への負担を軽減でき、マウスを動かすスペースが無い環境でも利用できるとテレワーク下でも注目されています。

実売価格は5,000円前後、ブラックとホワイトからカラーを選べます。
 
 

効率・デザイン力の高い上級者向けキーボード・マウス

外部キーボードやマウスでの利用が自分に合っていると感じ、用意したモデルに物足りなさを感じたら、性能・効率・デザインを重視した上位モデルへの買い替え欲も出てくるでしょう。

ここでは評価の高いモデルをいくつかピックアップし、それぞれの特徴を紹介していきます。

(画像引用:PFU

PFU Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S

上級者向けキーボードとして名高いPFUの「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」。

実売価格は35,200円とかなりの高級キーボードですが、無駄を省いたスタイリッシュなデザイン、コンパクトでショートカット操作に適した合理的なキー配列、静粛性と高速な入力が可能なキー構造など、長文入力やプログラミングシーンでの評価の高いキーボードです。

英字配列キーボードや、無刻印モデルなども選べます。
 

(画像引用:東プレ

東プレ REALFORCE

入力速度や疲労軽減を狙うなら、東プレの「REALFORCE」シリーズは見逃せません。

REALFORCE SA / R2SA-JP3-BK」は、30gのフェザータッチな静音キーで、スイッチの反応高さを3段階で調整できるAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能を搭載。入力速度の向上とタイピングでの指への疲労の軽減を狙えます。

実売価格は3万円前後。テンキーレスモデルや英字配列モデル、キー荷重の異なる(45g・55g)モデルなども選べます。
 

(画像引用:ロジクール

ロジクール MX Master 3

人間工学に沿ったデザインと、正確なトラッキング精度。戻る・進むボタンに、親指でのサムホイールを装備。

1秒間に1,000行の高速スクロールを実現する「MagSpeed 電磁気スクロール」など、作業効率の追求を求めたマウスが、ロジクール「MX Master 3」です。

価格は14,800円、1日触り続ける仕事道具のクオリティ・快適さ・気持ちよさを追求するならば、必ずチェックしておきたい1機です。
 
 

普通の椅子を高級オフィスチェアに変える後付ランバーサポート

(画像引用:エレコム

エレコムのランバーサポート PCA-CHBSGY

自宅での作業環境の向上を目指すなら、椅子(オフィスチェア)へもこだわりたいところですが、決まった仕事部屋がなく、リビングやダイニングなど、その時々で宅内のいくつかの部屋を渡り歩く「宅内ノマド」スタイルも広まっています。

こうしたシーンで有利なのが、エレコムのランバーサポート「PCA-CHBSGY」です。

(画像引用:エレコム

本格的なオフィスチェアに備わっているようなランバーサポートを後付けできるガジェットとなり、既存のチェアにゴムバンドで固定・取り外しが可能。椅子に装着することで、人間工学に基づいたバックサポートが背中を支え圧力を分散。腰や背中への負荷を軽減してくれます。

対応するイスの背もたれサイズは幅300~500mm、厚み100mm以内、高さ250mm以上。価格は直販サイトで10,736円ですが、Amazonでは5,473円(原稿執筆時点)と手軽に試せる値段となっています。

オフィスチェアを新調するよりも、コストを抑えフットワーク性も損なわず仕事環境の改善に役立つはずです。
 
 

「宅内ノマド」には膝上テーブル、折りたたみデスクも便利

(画像引用:Amazon

Dreamsoule テーブルクッション

ソファやベッドの上も作業スペースにしたいのであれば、クッション付きの膝上テーブルがあると快適になります。

Dreamsoule テーブルクッション」は、ビーズクッションと天板が合体した膝上テーブル。クッションが立体的になっているので、脚にフィットして高い安定感を得られます。

こうして膝上テーブルを使うことで、脚に伝わる不快な熱を遮断。PCの画面までの距離も近くなるため、疲れ目予防に効果的です。

また、座り方、脚の高さによってはPCに傾斜もつけられるため、手首や肩への負担軽減にも繋がるでしょう。
 

(画像引用:Amazon

STOREMIC サイドテーブル

静かな場所を求めて宅内を渡り歩いたり、車内テレワークに励む場合は、折りたたみ式のデスクがあればミニマムなワークスペースを確保できます。

この「STOREMIC サイドテーブル」はコの字型デザインになっていて、ソファやベッドの下に差し込めます。天板のサイズは520 × 390mm、使わないときは天板部を畳んでおけるので、部屋の隅や車内にも置きやすいのもGood。

素材はプラスチックで耐荷重は12.5kgまで。剛性はそれなりですが、2,599円と格安で導入でき、PC作業はもちろん、ソファやベッドでくつろぐ際に飲み物やお菓子を置いたり、リモコンや灰皿置き場にするなど、ちょっとした小物置きとしても活躍。

車内では、お弁当を食べる時や、キャンプ時のテーブルに使っても良いでしょう。ビジネスだけでなく、さまざまなシーンを快適にするアイテムです。
 
 

自分のスタイルに合わせたガジェットを選べば、効率もモチベもアップする!

「仕事の場」が用意されているオフィスと比べて、自宅では仕事へ向かう環境づくりが生産性や効率へ大きく影響を及ぼします。そのためには、自分が仕事しやすい場所探しと、快適さに繋がるアイテムを選びを。

「どこでも」仕事をするためのガジェット、「快適に」仕事をするためのガジェット、気持ちよく仕事をするためのガジェット。上手に選んで、テレワークを攻略(効率アップ・快適化)してみましょう!

 

小暮ひさのり
この記事を書いた人

小暮ひさのり

PC誌やWEB媒体を中心に執筆しているテクニカルライター。特技はお掃除で、ハウスクリーニングアドバイザーの資格も所有している。
 
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