Web会議用に今から買うことをおすすめするWebカメラ4選

井上晃

井上晃

2021.03.30
Web会議用に今から買うことをおすすめするWebカメラ4選 イメージ

外付けのWebカメラを使用すれば、Web会議で届ける映像をワンランクアップすることができます。在宅勤務はもちろん、貸しオフィスなどへの持ち運びやすさなどを踏まえ、4つの製品をピックアップしてご紹介しましょう。

これまで、ノートPCに備え付けのWebカメラを使ってきたけれど、下から見上げるような角度で写り威圧的な映像になってしまうことや、どうしても暗くなってしまう映像を改善したいという方は、ぜひチェックしてみてください。


▼ 目次
1. USB Type-C接続で利用できるスタイリッシュなモデル
2. 明るさの変化に強い高解像度Webカメラ
3. Windows Helloに対応したWebカメラ
4. 手元が写せる書画カメラ
5. まとめ


 

(画像引用:logicoolプレスリリース

USB Type-C接続で利用できるスタイリッシュなモデル

ロジクール StreamCam

ロジクール StreamCam 2万350円(税込)

ロジクールは、Apple製品の周辺機器でもおなじみのブランド。StreamCamは、同ブランドから提供されているUSB Type-C接続で利用できるWebカメラで、WindowsおよびMacに両対応します。

昨今増えてきたUSB Type-Cポートを備えるノートPCで、アダプタなしで利用できることが魅力。MacBookシリーズのユーザーにとっては定番の選択肢と言えるでしょう。

付属のマウントを活用すれば、ディスプレイ上部などに固定し、高い位置からの撮影が可能になります。カメラ角度も上下左右に調整できます。

また、三脚用のマウントも同梱されており、こちらを使えば1/4インチのネジに固定可能。スタンドやアームの類に固定すれば、自在な位置からの撮影も可能。

画質に関しては、Full HD(1920 x 1080ピクセル)画質で毎秒60フレームまで撮影できるなど、高解像度な映像配信に対応。10cm~のオートフォーカスにも対応します。マイクも備わっており、音声のクオリティもまとめて改善できます。

さらに、「Logicool Capture」という専用アプリを活用することで、AIを活用した顔のトラッキングなど、複数の高度な機能を利用できる点も見逃せません。

Web会議の画質改善が期待できるほか、カメラまでの距離を問わずに焦点のあった綺麗な映像を届けられる点で、作業場所が頻繁に変わるユーザーにとっても使いやすい製品です。

また、複数カメラの切り替え操作や、クロマキー合成で被写体に背景を合成するような応用にも対応するので、プレゼンテーションや講義、リモートレッスンなどでの活躍も期待できます。

基本情報

発売時期 2020年4月
サイズ W58 x H85 × D48mm
重量 222g
ケーブル長 1.5m
最大ビデオ解像度
フレームレート
1080p・60pfs
マイク 有り
対応OS Windows、macOS
主な付属品 USB 3.1 Type-Cケーブル、モニターマウント、三脚マウント、取扱説明書など

 

(画像引用:プレスリリース

明るさの変化に強い高解像度Webカメラ

RAZER KIYO PRO

RAZER KIYO PRO 2万4,880円(税込)

ゲーミングブランドのRAZERが展開するWindows向けのWebカメラ。

1/2.8型の超高感度CMOSセンサーを搭載しているほか、周囲の明るさを検出し、露出の高すぎる部分や、暗い部分を自動で調整してくれます。画角も、狭角、中間、広角の3種類を調整可能です。

レンズ表面には、耐傷性の高いCorning社Corrila Glass 3が採用されています。「プライバシーカバー」というキャップも付属しているので、携帯時にレンズを保護したり、使用しない時に物理的に映像を遮断し、プライバシーを保護することも容易。頻繁にWebカメラを携帯する場合にも、安心して使えます。

また、仕事部屋に日が入らなくてどうしても暗くなってしまうような人、あるいは窓際で日中は逆光などになってしまって映像がうまく届けられない人などは、同機を活用することで、露出が調整され見やすくなった映像を届けられるでしょう。

場所によってこうした条件が頻繁に変わってしまう人にとっても、心強い製品だと言えます。

基本情報

発売時期 2021年3月
サイズ W70.5 x H90mm
重量 245g
ケーブル長 1.5m
最大ビデオ解像度
フレームレート
1080p・60pfs
マイク 有り
対応OS Windows 8以降
主な付属品 スタンド、USB3.0 Type-AーCケーブル、取扱説明書など

 

Windows Helloに対応したWebカメラ

エレコム UCAM-CF20FBBK

エレコム UCAM-CF20FBBK 1万3,673円(税込)

Windows Helloの顔認証に対応するWebカメラ。

対応のPCで使えば、パスワード入力をせずに顔認証でロックを解除できるなど、利便性とセキュリティを両立できます。なお、顔認証を利用する場合には、PCをWindows 10の最新バージョンに更新する必要があります。

カメラ自体は、1/6型のCMOSセンサーを備えており、有効画素数は200万画素。F値はF2.0で、画角は80度。固定フォーカス式です。

また、指向性はないものの、マイクも備わっています。また、同梱のマルチスタンドはノートPCやディスプレイの上部に取り付け可能なほか、平面に据え置くことも可能です。

Webカメラとしては、標準的な仕様ですが、やはりWindows Hello対応が明言されているのが重要。1日に何度もパスワードを入力する手間を省き、顔認証でログインできる快適な利用環境を整えたい人におすすめの製品です。

基本情報

発売時期 2021年3月
サイズ W100.0 x H26.5 x D64.0mm
重量 85g
ケーブル長 1.5m
最大ビデオ解像度
フレームレート
1080p・30pfs
マイク 有り
対応OS Windows 10
主な付属品 スタンド、USB Type-Aケーブルなど

 

手元が写せる書画カメラ

サンワサプライ CMS-V56S

サンワサプライ CMS-V56S 4万1,800円(税込)

サンワサプライが展開する手元を撮影できる書画カメラです。USB接続で利用でき、A3サイズまでの手元の資料を撮影できます。

複数モデルがありますが、型番「CMS-V56S」のモデルでは、顔用カメラも付いており、これらを切り替えて利用でき、Web会議用カメラとしても利用可能です。

明るさ調整にも対応したLEDライトも備わっており、手元の書類などを撮影する場合に手元を照らすことが可能。なお、スタンド部分には、USB Type-Aポートも搭載。USBハブとしても使えます。

静止画撮影については、オートシャッター機能が備わっていて、本や書類のページをめくるたびに、カウントが始まって自動で撮影されることもポイント。両手で雑誌を押さえながら、ページをめくれば、シャッター操作なしで、画像として保存できます。

携帯するには不便なサイズ感ですが、在宅勤務を中心に活用するならば、紙の資料や、実際の製品などをリアルタイムで撮影しながら、オンラインのプレゼンテーションが行えます

ユーザーの向き・不向きは選ぶ製品ですが、柔軟な活用が期待できる製品です。

基本情報

発売時期 2021年3月
サイズ W371 x H93 x D293mm
重量 800g
ケーブル長 2m
最大ビデオ解像度
フレームレート
2592 x 1944・30pfs
マイク 無し
対応OS Windows 10/8.1/8、macOS 10.12~10.15(※付属のソフトウェアはmacOS非対応)
主な付属品 接続ケーブル、撮影マット、ドライバーCD-ROM、取扱説明書類など

 

まとめ

外付けWebカメラを購入しても、ノートPCの備え付けのWebカメラを使う場合と体験があまり変わらなければ勿体ないですね。

少し値が張っても、基本的には、ビデオ解像度1080p以上で、フォーカスや明暗の調整などが可能なモデルを選択するのがおすすめです。

また、顔認証や手元の撮影に対応するユニークな製品も紹介しましたが、用途によっては固定観念に囚われずに柔軟な製品探しを心がけた方が、満足度が高まるかもしれません。
 

井上晃
この記事を書いた人

井上晃

フリーライター。スマートフォンを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。
 

Twitter:@kira_e_noway