フリーランスにおすすめのクレジットカードと選び方

円山はろ

円山はろ

2020.04.21
フリーランスにおすすめのクレジットカードと選び方 イメージ

安定・継続した収入を証明しにくいフリーランスは、クレジットカードの審査に通りにくいといわれることがあります。しかしクレジットカードには、職業や収入にとらわれない審査方針のカード会社だったり、キャッシング枠を希望しなければ収入証明書が不要だったりするカード会社もあります。先に結論を書くと、その条件に該当するクレジットカードは以下の4種類です。

エポスカードVisa【VISA】

楽天カード【VISA・Mastercard・JCB・AMEX】

イオンカード(WAON一体型)【VISA・Mastercard・JCB】

ライフカード(デポジット)【Mastercard】

上記のクレジットカードはあくまで個人用のものですが、仕事用として使う用途も多ければ法人用のクレジットカードも持つのも手です。この記事では、前半をフリーランスでも持ちやすい個人用のクレジットカードを、後半では法人用のクレジットカードについて解説します。


▼ 目次
1. フリーランスにおすすめのクレジットカード
1-1. エポスカードVisa【VISA】
1-2. 楽天カード【VISA・Mastercard・JCB・AMEX】
1-3. イオンカード(WAON一体型)【VISA・Mastercard・JCB】
1-4. ライフカード(デポジット)【Mastercard】
2. 経費管理・確定申告を楽にしたいフリーランスにおすすめの法人カード
2-1. オリコEX Gold for Biz S【VISA・Mastercard】
2-2. freeeカード【VISA・Mastercard・AMEX】
3. カード会社からの評価をあげるためにできること


 

フリーランスにおすすめのクレジットカード

フリーランスにおすすめのクレジットカード

独立したてのフリーランスでも申し込むハードルの低いクレジットカードは、以下の4枚です。

エポスカードVisa【VISA】

エポスカードVisa【VISA】

画像引用:www.eposcard.co.jp

エポスカードVisaは、「信用はお客様と共につくるもの」という独自の与信哲学があり、年齢・職業・年収等にかかわらない審査方針をとっています。2019年の丸井グループの資料では、店舗でのカード発行をお断りする「謝絶率」は8%となっており、フリーランスでも発行しやすいクレジットカードといえるでしょう。また全国30店舗あるマルイやモディの窓口で申し込めば、即日で発行できることもあります。

ただし若年層向けのファースト・カードを目指して門戸を広くしているため、エポスカードVisaの限度額は、他のカードに比べて低めです。カードの利用実績(クレジットヒストリー)を積み上げれば、限度額やポイント還元率を上げたエポスゴールドカードへの招待(インビテーション)が届きます。エポスからの招待で切り替えた場合、年会費は永年無料です。

締め日・支払日27日締め翌月27日支払い、または4日締め翌月4日支払い(※)ポイント還元200円につき1ポイント=1円(0.5%)搭載可能な電子マネーなし入金・登録可能なキャッシュレス決済楽天Edy・モバイルSuica・エポスVisaプリペイドカード・au WALLETプリペイドカード・Apple PayETCカード発行手数料・年会費無料

入会金・年会費 永年無料
限度額(ショッピング枠) 10~50万円
締め日・支払日 27日締め翌月27日支払い、または4日締め翌月4日支払い(※)
ポイント還元 200円につき1ポイント=1円(0.5%)
搭載可能な電子マネー なし
入金・登録可能なキャッシュレス決済 楽天Edy・モバイルSuica・エポスVisaプリペイドカード・au WALLETプリペイドカード・Apple Pay
ETCカード発行手数料・年会費 無料

※口座引き落としの場合。「ご持参払い」の場合は、毎月5・10・15・20・25・30日から締め日を選択し、翌月同日に支払いが可能
 

楽天カード【VISA・Mastercard・JCB・AMEX】

楽天カード 【VISA・Mastercard・JCB・AMEX】

画像引用:www.rakuten-card.co.jp

楽天カードは、楽天市場で3倍、楽天トラベルで2倍など、加盟店利用でポイントがたまりやすいカードです。たまったポイントは1ポイント=1円で楽天Edyに入金したり、カードの支払いに充当できます。

申し込み画面には、「派遣社員・アルバイト・パート・自営業・家賃収入」など、様々な職業への案内があり、フリーランスにも申し込みやすいクレジットカードです。ショッピング枠だけの申し込みなら収入証明書類も不要なので、確定申告を済ませていない1期目の人にもおすすめです。

出典:楽天カードのお申し込み(年会費永年無料)

入会金・年会費 永年無料
限度額(ショッピング枠) 5~100万円
締め日・支払日 月末締め翌月27日支払い
ポイント還元 100円につき1ポイント=1円(1%)
搭載可能な電子マネー 楽天Edy
入金・登録可能なキャッシュレス決済 楽天ペイ・Apple Pay(※)・Google Pay
ETCカード発行手数料・年会費 楽天ダイヤモンド・プラチナ会員は無料。それ以外の方は年会費550円(税込)

※アメックスブランドは利用不可

 

イオンカード(WAON一体型)【VISA・Mastercard・JCB】

イオンカードは、イオングループでよく買い物をする人に使い勝手がよいクレジットカードです。例えばイオングループでの買い物はいつでもポイントが2倍、毎月20日・30日の「お客様感謝デー」での5%割引になります。たまったポイントは、1ポイント=1円で電子マネーWAONに交換できます。

イオンカードもエポスカードと同様に、店頭で申し込めば即日で発行してもらえます。カード申し込み画面の職業欄には「自営業の方」も選べるので、フリーランスだから申し込めないことはありません。なおイオン銀行口座を持っている人は、銀行キャッシュカード・クレジットカード・WAONが一体になった「イオンカードセレクト」(※支払い口座はイオン銀行のみ)がよりお得です。

入会金・年会費 永年無料
限度額(ショッピング枠) 10~100万円
締め日・支払日 10日締め翌月2日支払い
ポイント還元 200円につき1ポイント=1円(0.5%)
搭載可能な電子マネー WAON
入金・登録可能なキャッシュレス決済 イオンiD・Apple Pay
ETCカード発行手数料・年会費 無料

 

ライフカード(デポジット)【Mastercard】

ライフカード(デポジット)は、学生や主婦の方でも発行実績のあるクレジットカードです。フリーランスでも発行される可能性は高いでしょう。ただ限度額と同額のデポジット(保証金)が必要になり、限度額の増額もできません。そのためライフカード(デポジット)でクレジットヒストリーが蓄積されたら、カードを切り替えるのも手です。審査に不安があるなら、ライフカード(一般)と同じ機能で、年会費5,000円(税抜)のライフカード(Ch)もおすすめです。

入会金・年会費 年会費5,000円+限度額と同額の保証金
限度額(ショッピング枠) 5万円または10万円
締め日・支払日 5日締め26・27・28日または翌月3日支払い(※)
ポイント還元 1,000円につき1ポイント=約5円(0.5%)
搭載可能な電子マネー なし
入金・登録可能なキャッシュレス決済 ライフカードiD・Apple Pay・Google Pay
ETCカード発行手数料・年会費 発行不可

※支払い口座の金融機関により異なる

 

経費管理・確定申告を楽にしたいフリーランスにおすすめの法人カード

経費管理・確定申告を楽にしたいフリーランスにおすすめの法人カード

フリーランスは、仕事で使ったお金を確定申告のときに経費として計上しますが、あらかじめプライベート用と仕事用でクレジットカードを使い分けておくと、確定申告のときの集計作業が楽になります。

そして仕事用のクレジットカードには、法人用のクレジットカードがおすすめです。規模や業態にもよりますが、年会費を経費計上できたり、限度額が個人用よりも高いためです。また小売業などで商品を仕入れる場合、個人用のクレジットカードだと利用規約で違反とされている「換金目的・現金化」と外形的には見分けがつかず、強制退会・一括請求のリスクがあります。

ここでは2枚の法人用クレジットカードを紹介します。

オリコEX Gold for Biz S【VISA・Mastercard】

オリコEX Gold for Biz Sは、確定申告書等の所得証明書類がなくても申請できる(※キャッシング枠を希望する場合は必要)個人事業主向けカードで、フリーランス1年目でも申し込めます。1回払いのほかに、分割払いや据置き一括払い、半年賦併用払い、リボルビング払いが選択でき、資金繰りに役立ちます。

VISAとMastercardに対応しているため、海外からの仕入れや輸入ビジネスにも適しています。国内・海外旅行傷害保険や空港ラウンジ無料サービスもあり、打ち合わせなどで出張が多い人にも便利です。オリコのスマイルポイントサービス(年間の利用金額に応じて還元率1.1%までアップ)や、紛失・盗難保障やショッピングガード保険など、充実した特典が魅力です。

ビジネス向けサービスとしては、会計ソフト「freee」の有料プランが通常より2ヵ月分お得になる特典や、各国際ブランドの優待サービスがあります。「会計freee」は、インターネット上で確定申告書の作成や銀行口座・クレジットカードのWeb明細取り込み・経理等ができるクラウド型会計ソフトで、フリーランスや中小・小規模事業者に利用者が多いです。基本機能のついた個人事業主向け・スタータープランは年間税抜9,800円(無料お試し期間最大30日間)で利用できます。

入会金・年会費 初年度無料、次年度以降2,200円(税込)
限度額(ショッピング枠) 10~300万円
締め日・支払日 月末締め翌月27日支払い
ポイント還元 1,000円につき1.2ポイント=6円(0.6%)
搭載可能な電子マネー Mastercardコンタクトレス・Visaタッチ決済
入金・登録可能なキャッシュレス決済 なし
ETCカード発行手数料・年会費 無料

 

freeeカード【VISA・Mastercard・AMEX】

freeeカードは、会計・人事ソフトを提供するfreee株式会社が、三井住友カード(VISA)、ライフカード(Mastercard)、クレディセゾン(アメリカン・エキスプレス)とそれぞれ提携して発行する個人事業主・法人代表者向けのクレジットカードです。freee VISAカード(クラシック/ゴールド)やfreee Mastercard(通常/ゴールド)、freee セゾンビジネスプラチナカードの5種類あり、いずれも登記簿謄本や決算書・確定申告書なしで申し込めます

freeeはスモールビジネス応援をミッションに掲げ、顧客にはフリーランスや中小・小規模事業者を多く抱える企業なので、フリーランスへのカード発行も柔軟に行ってくれると考えられるでしょう。公式サイトの「freeeカード利用者が重視した要素TOP3」アンケートでも、「審査の通りやすさ」が1位に挙げられています。

また、所定の税理士・会計士への相談が1回無料になるサービスや、オフィス関係の通販サイトでの優待、会計ソフトfreeeの申し込みで2,000円ディスカウントクーポンがつくなどの特典があります。ゴールドカードやプラチナカードには、空港ラウンジ無料サービス、国内・海外旅行の傷害保険も付属するようになります。

VISA Mastercard AMEX
入会金・年会費 初年度無料、次年度以降税込1,375円(※1) 永年無料 22,000円(税込)
限度額(ショッピング枠) 50~150万円 10~300万円 30~1,000万円
支払い方法 1回・2回・リボ・分割・ボーナス一括 1回・2回・分割・リボ 1回・ボーナス一括・後からリボ
締め日・支払日 15日締め翌月10日支払い/月末締め翌月26日支払い 5日締め26・27・28日または翌月3日支払い 10日締め翌月4日支払い
ポイント還元 なし(※2) なし(※2) 1,000円につき1ポイント=5円(0.5%)
搭載可能な電子マネー iD なし iD・QUICPay
入金・登録可能なキャッシュレス決済 Apple Pay・Google Pay なし Apple Pay
ETCカード発行手数料・年会費 初年度無料、年1回の利用で翌年も無料 無料 無料


入会金・年会費
VISA 初年度無料、次年度以降税込1,375円(※1)
Mastercard 永年無料
AMEX 22,000円(税込)
限度額(ショッピング枠)
VISA 50~150万円
Mastercard 10~300万円
AMEX 30~1,000万円
支払い方法
VISA 1回・2回・リボ・分割・ボーナス一括
Mastercard 1回・2回・分割・リボ
AMEX 1回・ボーナス一括・後からリボ
締め日・支払日
VISA 15日締め翌月10日支払い/月末締め翌月26日支払い
Mastercard 5日締め26・27・28日または翌月3日支払い
AMEX 10日締め翌月4日支払い
ポイント還元
VISA なし(※2)
Mastercard なし(※2)
AMEX 1,000円につき1ポイント=5円(0.5%)
搭載可能な電子マネー
VISA iD
Mastercard なし
AMEX iD・QUICPay
入金・登録可能なキャッシュレス決済
VISA Apple Pay・Google Pay
Mastercard なし
AMEX Apple Pay
ETCカード発行手数料・年会費
VISA 初年度無料、年1回の利用で翌年も無料
Mastercard 無料
AMEX 無料

※1. WEB明細書登録で750円+税。年間税込50万円以上の利用、またはリボ払い利用で翌年も無料。
※2.ゴールドカードは1,000円につき1ポイント=5円相当。年会費はVISAゴールド初年度無料、次年度以降11,000円(割引あり)。Mastercard ゴールド初年度無料、次年度以降2,200円(税抜)。限度額は通常カードと同じ。

 

カード会社からの評価をあげるためにできること

クレジットカードの審査は、申し込んだ人の3C「返済能力(Capacity)」「資質(Character)」「資産(Capital)」から評価されます。以下のチェック項目の該当部分が多いほど、評価されると考えられるので、申し込み際の参考にしてみてください。

税務署に開業届を出す
(2期目以降・確定申告を済ませている場合)収入証明書類を提出する
固定電話かIP電話がある
事業のホームページがある
キャッシング枠を0円にする(※1)
過去に支払い遅延がなく、良好な信用情報履歴(クレジットヒストリー)が蓄積されている
過去6ヶ月以内に他のカードで審査落ちしていない(※2)
短期間に3枚以上のカードに申し込まない(多重申し込みにあたる恐れがある)(※2)

※1クレジットカードのキャッシング枠を利用は、貸金業法の「総量規制」に基づき収入証明書類が必要になります。総量規制とは、過剰な貸し付けで利用者が返済不能に陥るのを防ぐため、全貸金業者からの借り入れ総額が年収の3分の1以下でなければならないとする決まりです。

※2クレジットカードの申込履歴は、カード会社の加盟する個人信用情報機関に6ヶ月間登録されます。半年以内にたくさんのカードに申し込むと、多重債務に陥る恐れがあるとみられ、審査に悪影響を及ぼすので注意しましょう。

円山はろ
この記事を書いた人

円山はろ

普段はリモートワークで仕事をしているライターです。フリーランスやノマドワーカーの役に立つ記事を書いていきたいです。

株式会社クヌギ所属